▲ 今日は「皆既日食」の日でしたが、ご覧になられたでしょうか?
芸能人では沢尻エリカやその夫が結婚後も皆既日食を毎年みるなんていう話もあり、今年もその皆既日食帯である奄美大島に上陸しています。
皆既日食は毎年世界のどこかで見られるようですが、その場所はかなり限られているので、その場所で再び見られるのは何十年もしくは何百年に一回というかなり少ない確率になります。
その低い確率の中で日本の島部の一部でみられたということです。
お花見やお月見・花火大会という場の会合はよく行われましたが、「日食をみんなで見よう」という企画はなかなか無いものです。お花見などは毎年決まった時にみられるので「花より団子」
もしくは「花より男子」というように花以外の目的がありますが、日食は本当にそのものを見るのが目的なので、そういった会合をやるということは邪道のような雰囲気があります。
次回このような天文ショーがあるのは2012年の金環日食となります。しかし、完全に隠れるということはないようなので、明るさも真っ暗ということはないようです。
皆既時間が6分を超える今世紀最長の皆既日食が22日午前、インドから中国、鹿児島県・トカラ列島などで起きた。国内の陸地で皆既日食が観測できるのは46年ぶりとあって、多くの人々が「世紀の天文ショー」を見守った。鹿児島県・喜界島では皆既日食が観測され、太陽が月にすべて覆い隠されると周囲は夜が来たように暗くなった。一方、6分25秒の皆既となるトカラ列島・悪石島は悪天候で、地上からの観測はできなかった。日本列島も曇りがちで、部分日食が観測できたのは沖縄、九州北部、関東北部、北海道などの一部地域に限られた。
◇奇跡の6分30秒
北硫黄島海域では洋上の貨客船「おがさわら丸」から皆既日食が観測された。22日午前11時23分、快晴の夏空が夜のように暗くなり、最初に金星が姿を現した。月に隠された「黒い太陽」のそばには水星や、こと座の1等星「ベガ」も輝き始めた。辺りは闇に包まれたが、水平線付近は黎明(れいめい)のような不思議な光に覆われた。ツアー客など約470人の乗船者からは「素晴らしい」「信じられない」との歓声が上がった。
◇漆黒の太陽
【本社機「フェニックス2」から曽根田和久】日食グラスの中は、ダイヤモンドリングの輝きの後、瞬時に暗闇になった。メガネを外すとそこには、“漆黒の太陽”があった。
コロナに縁取られた真っ黒な太陽の周囲は、明るい星が肉眼で見える状態に。11時5分には、一瞬赤い光が見えた後、再びダイヤモンドリングが現れた。あふれ出す輝きが周囲を照らし、“黒い太陽”をのみ込み始めると、世紀の天文ショーは終幕を迎えた。
◇ツアー客ら歓声
皆既日食帯にある鹿児島県・奄美諸島の喜界島(喜界町)。22日午前10時56分ごろ、薄い雲の中、月の影から太陽の光が一部分だけ漏れて輝くダイヤモンドリングとともに「黒い太陽」が姿を現した。周囲は暗くなり、太陽の周囲のコロナのほか、太陽から炎のように立ち上がるプロミネンスも確認できた。皆既は2分15秒続き、再びダイヤモンドリングが輝き、元の昼間の明るさに戻った。息を詰めて見守った観測者らから歓喜の声や拍手がわき起こった。
午前9時半過ぎ、太陽が欠け始めた。人々は日食グラスで空を見上げながら「おお、すごい」「欠けてきたよ」などと声を上げ、期待が高まった。
約200人が集まった奄美大島北東部の「あやまる岬観光公園」では、地元住民に交じってカメラや望遠鏡を構えた日食ハンターの姿も。
上空は時折黒い雲がかかったが、欠けていく太陽が姿を見せると歓声が上がった。だが、皆既の時は雲が厚くなり、「黒い太陽」は見えなかった。
6分25秒の皆既日食が期待された鹿児島県トカラ列島(十島村)の悪石島は土砂降りの雨で、皆既日食は観測できなかった。
◇次は26年後
日食は、太陽、月、地球が一直線に並び、地球から見た太陽が月の背後に隠れる天文現象だ。すっぽりと隠れてしまった状態を「皆既日食」、一部が欠けているのを「部分日食」と呼ぶ。
今回は人口が密集するインド、中国、日本を横切るように皆既帯が通っており、史上最大規模の人が見守る天文ショーといわれる。21世紀に継続時間が6分を超える皆既日食は4回あるが、今回は最長の6分44秒(国立天文台が算出した最大継続時間)だ。
日本の陸地から皆既日食が観測できるのは、1963年7月21日以来46年ぶり。
次は2035年9月2日に北陸や北関東で見られる。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090722dde001040005000c.html
(2009/7/22/毎日新聞 夕刊)


