▲ 熟年婚活もここ最近のブームというより必然となっています。かつて、高度成長期やそれ以降の「景気のいい時代」は夫の給与だけで
生活が可能ということで専業主婦はやや当り前の時代でした。しかし現在は女性の社会進出に伴い、今回の金融危機による大不況であるため
夫だけの給与では家族は養っていけない時代となりました。したがって、長時間労働の割には給与が少ない時代に突入していることもあり
結婚は二の次ということになってしまいます。当然「婚活」をしなければならない状況ということがうまれてきます。
経済的な不安などを背景に高年齢層の〈婚活〉熱が高まり、「安心して参加できそう」「真剣な人と出会えるのでは」という寺社のイメージから広がったらしい。ツアー回数を増やしたり、抽選で参加者を決めたりの盛況という。
大阪市西淀川区の西栄寺大阪本坊は昨年10月、出会いの場、「ほのぼの倶楽部」を考案した。山田博泰住職(68)が毎月開いていた講演会で、参加者から「出会いの場が少なく、寂しい」という声が上がったのが発端で、希望者は会員登録(無料)し、パーティー(同)やバスツアー(6000円程度)に参加する。半年で会員は274人になり、大半が50〜70歳代。
4月に有馬温泉へのバスツアー参加者を募ると、172人の希望者があり、急きょ4回に分けて実施。今月8日のツアーにも96人の参加があった。
4年前に離婚したという大阪市北区の会社員男性(65)は、一般の結婚相談所には抵抗感があり、「寺なら」と、参加。出会った女性(43)と近く婚約するといい、「生きがいを感じるようになりましたわ」と縁に感謝する。
山田住職は、「孤独な中高年が多いということなのでしょう。人と人をつなぐ手助けをしたい」と話す。
また、縁結びで知られる今戸神社(東京都台東区)でも、昨年10月から始めたお見合い企画「縁結び会」が人気。対象は20歳以上60歳未満だが、40歳以上の中年層が4割を占める。同神社は登録前の参拝を義務づけており、「真剣な相手を期待する人が多いのでは」とする。
参加費は良縁を祈願する祈祷(きとう)料を含めて6000円だが、会員数は半年間で約800人に上り、1日2部制にしたり、抽選したりで参加希望に応えている。
結婚情報サービス業界最大手「オーネット」(東京都品川区)によると、業界各社の競争で、7年前と比べて全体の会員数は約15%減少しているのに、40歳以上に限れば約50%増。広報担当者は「不況で経済的な不安が増し、1人より2人でより安定した生活を、と考える人が多いようです」。
日本青年館結婚相談所(東京都新宿区)でも、10年前にはほとんどいなかったイベントやパーティーの中高年参加者が、年間200人いる。板本洋子専門相談員は「団塊の世代が余生を過ごす時代になり、中高年の婚活は盛んです。お寺や神社の親しみやすさや精神性が、中高年に合っているのでは」と、活況の理由を分析した。
(2009年7月11日07時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090710-OYT1T00740.htm?from=top
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