2011年03月13日

福島第一原発1号機からの放射性物質の放出に伴って広がる住民の被曝(ひばく)。

●地震は「地震・雷・火事・オヤジ」という冗談話にも出てくるくらい、地震は最も恐れられている自然災害です。これには出てきませんが、同等といえるのが、原発事故です。昨日福島第一原発1号機で爆発したという報道がありました。原発はかつて広島・長崎で起こった原爆(原子爆弾)やビキニ環礁での実験で起こった原子爆弾より大きい「水素爆弾」より威力が大きいものです。したがって、万が一原発が破壊されその中の粒子が飛び散った場合は日本に居る人は皆死滅するという恐れも充分あります。
 そこまで行かなくても、粒子が外へ出たというだけでもかなりの健康被害の恐れが出てきます。
原発での放射線物質の被曝の悪質なところは「目に見えない」、その時に症状がでなくても、後になって致命的な症状が出てくること。そして一旦体内にとりこまれたら、それを排出するのがむずかしいこと。そのような理由から「原発」は国家レベルでの神経質な管理となっているのです。
 今回原発に棄損する事故が発生しましたが、今後の厄介なことにならないためにも、なんとか収めることが大切です。

 
福島第一原発1号機からの放射性物質の放出に伴って広がる住民の被曝(ひばく)。
 具体的に、健康にはどんな影響が出るのだろうか。
 福島第一原子力発電所の正門付近で13日午前8時20分ごろに記録した毎時882マイクロ・シーベルトは、短時間の被曝であれば、健康に影響が出るレベルではない。
 仮に正門付近にいて、1時間放射線を浴びたとしても、東京―ニューヨーク間を航空機で4往復した際の放射線量と同じ。一般の人が日常生活で1年間に浴びる2400マイクロ・シーベルトは、正門で3時間ほど放射線を浴びる量に相当する。
 放射線による健康影響が生じるのは、放射線が遺伝子などを傷つけてしまうためだ。被曝後、数週間以内に出る急性の症状と、数か月から数年以上たってから出る症状がある。
 2〜3週間以内に出る症状は免疫力の低下や貧血、出血など。骨にある骨髄が被曝でダメージを受け、白血球や赤血球などを作る機能が損なわれるため、こうした症状が出る。免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなる。腸管や脳が障害を受けることもある。
 被曝後すぐに症状が出なくても、数か月から数年以上たってから、白血病や甲状腺がんなどを発症することもある。
 妊娠から間もない妊婦が放射線を多く浴びると、胎児に奇形などが生じる危険性もある。
 被曝には、体の外から被曝する「外部被曝」と、放射性物質を吸い込み、体の内側から被曝する「内部被曝」がある。内部被曝の場合、放射性物質の排出を促す薬を服用するなどの対策が必要になる。
 原発事故に備え、事前にヨウ素を服用すると、内部被曝を抑える効果が期待できる。事前に放射性のないヨウ素を取り込むと、事故で空気中に放出される放射性ヨウ素が、排尿によって体外に放出されやすくなる。
 放射線には、中性子2個と陽子2個からなる「アルファ線」、高速の電子が「ベータ線」、エネルギーが高い電磁波である「ガンマ線」など様々な種類があり、それぞれに健康影響には違いがある。

(2011年3月13日13時55分  読売新聞)
最新主要ニュース8本 : YOMIURI ONLINE トップ0クリップ  この記事をクリップ  ガンマ線 シーベルト 骨髄 中性子 白血病 感染症 遺伝子 電磁波 福島第一原子力発電所 甲状腺
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110313-OYT1T00281.htm?from=tw

posted by スタッフ at 14:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力発電所〜東北関東大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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