●ここ最近は「計画停電」というものが行われなくなりました。理由は暖かくなり暖房の使用をあまりしなくてよくなったとの事です。
しかし、夏になると最も電力のピークになるときがやってきてこの時が毎年言われている、電力需要が供給をうわまわるかどうかというぎりぎりのところとなります。
そこで、真夏の最大電力需要をどう乗り切るかという事が今の課題になってきています。
普通の会社であれば、電気はできるだけ多く使ってもらいたい、使えばそれだけ会社の利益になるわけですから「節電」というのは利益追及の会社にとってはよくないことです。
しかし、東京電力が常に「節電」を求めているのは、電力供給を安定されるためという事は以前に申し上げました。今回は特に福島第一原発及び第二原発・その他火力発電所の施設が一部使用できないことによる電力供給が減ったため「節電」や「事業所使用制限」を始めました。
今後日本の全体の利益はやはり「節電」「省エネルギー」という事になります。まず手っ取り早くできることは、現在の照明(白熱電球)を蛍光ランプ・そしてより省エネ効果が高いのはLED電球になります。
LED電球は同様の明るさの白熱電球より1/5の電力消費量です。今後このLED電球の使用を促進し、仮に今すべての白熱電球がLED電球に替われば、真夏の最大電力需要にも耐えられるのではないかと思います。
セブン-イレブンが25%節電の行動計画を発表、看板のLED化などで達成 2011/04/14
斉藤 栄太郎=ITpro
セブン-イレブン・ジャパンは2011年4月14日、東京電力管内において深刻な電力不足が懸念される今年の夏に向けた措置として、同社が運営するコンビニエンスストア「セブン-イレブン」の店舗が使用する電力を、昨年同期(7〜9月)比で1店舗当たり25%削減するための自主行動計画を策定したことを発表した。
まず、(1)の設備の入れ替えでは、店内照明および店頭にある誘導看板のLED化(約5000店舗)や太陽光パネルの設置(約1000店舗)、旧型設備の省エネタイプへの入れ替え(約2000店舗)などを実施する。これにより、1店舗当たり約50Kwh/日の電力を削減する(前年同期比で約10パーセントの削減に相当)。
(2)の標準的な節電対策では、店頭看板の消灯やチルドケース・空調の温度設定の見直しなどを約6000店舗で行うことを計画している。これにより、1店舗当たり1日約25Kwhの電力を削減できるとしている(同約5%の削減に相当)。
(3)のスマートセンサーとは、店内機器の電力使用量を把握するためのセンサーである。同社が産業技術総合研究所や東京大学、NECと連携して、既に2010年の夏から都内の一部店舗で実証実験を進めているものだ。これを全国の約6000店舗に設置し、測定結果に基づいてきめ細かく節電の努力をすることで、1店舗当たり1日約50Kwhの電力を削減できるという(同約10%の削減に相当)。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110414/359454/?d